堆肥が完熟するってどういうこと?見分け方は?

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堆肥の効果を期待通りに発揮するためには完熟したものを選ぶことが重要です。では、堆肥が完熟しているとはそもそもどのような状態をいうのでしょうか?これについて詳しく説明していきます。また、商品名は完熟堆肥となっていても、実際に使ってみたら植物に良くない影響がでた、なんてことがないようにあなた自身でしっかりと見分けることができる方法も一緒に紹介します。

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堆肥が完熟している状態を解説します

堆肥が完熟してる状態についてこちらでは解説していきます。そもそも堆肥になる(=堆肥化)とは原料(家畜糞尿や植物チップなど)にふくまれている分解しやすい有機物(=易分解性有機物)が好気性微生物によって分解されることを言います。好気性微生物とは空気がある状態で活動する微生物のことです。好気性微生物による堆肥化を促進するためには、堆肥を作る時に原料の切り返しを行って、蓄積した状態の内部にある原料を表面に持ってきて空気に触れさせることが必要となります。

こうした過程を経て易分解性有機物の分解が完全に終わり、分解されにくい有機物・無機物・水分の混合物になった状態が完熟した堆肥と言います。この分解の過程で原料から発生する可能性のあるフェノール類などの有害物質や悪臭などが分解されなくなります。また、堆肥化の過程では80度程度まで温度が上昇しますので、この熱によって同じく原料に含まれる可能性のある病原菌・雑草の種子を死滅させることができます。

このように完熟した堆肥を土壌に混ぜることにより、保水力・保肥力・空気の通り道といった物理的特性の向上ができることになります。なお完熟堆肥では有機物が完全に分解されていると誤解される方が多いですが、実際には有機物があることによって物理的特性を上げることができます。続いてみなさんがご自身で出来る堆肥の完熟具合の見極め方をお伝えします。

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堆肥が完熟しているかの見分け方を解説します

堆肥が完熟しているかをあなた自身で見極める方法についてお伝えします。専用の器具を使うことでも完熟程度を見極めることができますが、もっとどなたでもできる方法をこちらではお伝えしていきます。

一番簡単な方法は匂いがあるか無いかを確認することです。完熟した堆肥は悪臭がせずほぼ無臭(若干土の匂いがする程度)です。実際に購入したものに原料(動物性の場合は動物の糞)の匂いがするようであれば、まだ完熟しているとは言えないでしょう。

もう一つの方法は小松菜の種を播きその生育具合をチェックするものです。評価の手順を以下に紹介します。

1:土の準備
畑の土(または育苗用培土)と評価する堆肥を容積比で5:1で混合したものを準備します。

2:育苗箱の準備
適当な大きさの箱または育苗用トレイ(ホームセンターや農業資材屋さんで販売しています)に1で準備した混合土と畑の土のみのそれぞれをつめた育苗箱を準備します。

3:小松菜の種を播く+間引き
準備した育苗箱に小松菜の種を1箇所に3〜5粒ずつ播種してます。4、5日経ったら間引きして1箇所に1株ずつにして、適時水をまきそのまま2〜3週間育成します。

4:完熟具合の評価
混合土と畑の土で育成した苗の状態を比較します。畑の土と同様に混合土のものが育っていれば、堆肥が完熟していると判断できます。しかし、混合土の苗の生育が劣っているようなら、堆肥の完熟具合が不十分なので、実際に畑に使う前には更に追熟をするようにしましょう。

土の準備などに手間は必要ですが見た目でハッキリと完熟具合が判断できますので、匂いだけの判断では不安な場合には小松菜を使うこの方法も試してみましょう。

まとめ

堆肥が完熟するとはどのような状態かを紹介するとともに実際にご自身が使う堆肥が完熟しているかを自分で見分けるための方法を紹介しました。方法としては難しいものではありませんので、ご自身が扱い堆肥の完熟具合に不安がある場合には紹介した方法を実行してみてください。

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