堆肥を糞の種類ごとに特徴を比較|牛糞・豚糞・鶏糞でどう違う?

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堆肥の大きなグループの1つが動物の糞を原料とするものです。代表的なところでは牛・豚・鶏糞を原料としたものが挙げられます。実際にホームセンターなどでは異なる動物の糞を原材料とした堆肥が複数販売されているケースが多いですが、あなたはどれを選ぶのが良いのでしょうか?それぞれの材料ごとに特徴を伝えていきますので、あなたが求める効果を持った種類はどれになるのかをしっかりと見極めるヒントにしてください。

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堆肥原料の糞の種類が違うと特徴にどんな違いが出るのか?

植物由来の堆肥に比べて動物の糞由来の堆肥は土の物理的特性の変化に与える影響が小さい代わりに栄養分が豊富で即効性に優れる特徴があります。そんな動物由来の堆肥の中でもどの動物の糞を原料としているかによって特性が異なります。こちらでは代表的な3つの動物の糞(牛糞、豚糞、鶏糞)を原料とした堆肥の特徴について良い点・悪い点も含めて解説していきましょう。

牛糞堆肥
牛糞堆肥の特徴の1つは窒素含有率が1%前後と他の2つ窒素含有率(2〜3%)に比べて低いことです。そのため窒素分の分解が遅いので、肥料成分としての効果はあまり期待できません。しかし、分解が遅いため土壌の温度を上げたり、有害ガスを土壌中に発生するという心配がないので、安心して土壌に散布することができます。また、土作りの効果(土壌の物理特性の改善)が他の2つに比べると高いという利点があります。3大栄養成分の中ではカリウム含量が高い特徴もあります。

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豚糞堆肥
豚糞堆肥は窒素含有率が2〜3%と高く、土壌中での分解も早いので、肥料効果が期待できます。特に木質系の副資材の混合比率が低いものほど、分解の速度も早くなる傾向にあります。しかし、分解が急速に進むと土壌中での発熱や有害ガスの発生といった悪影響も出る可能性があります。これらにさらされた植物は生育に障害が出ることが多いので、過剰な豚糞堆肥投入は避けるように施用量には十分な注意が必要です。3大栄養成分の中ではリン酸が多い傾向があります。

鶏糞堆肥
窒素含有率が3%と高いのが特徴で豚糞堆肥と類似した点が多々あります。土壌中での分解は早く肥料としての効果も高いですが、過剰な施用は有害ガスの発生などを引き起こし作物への生育障害の原因となる可能性があります。3大栄養成分の中ではリン酸が多いですが、産卵鶏の鶏卵堆肥では石灰が多い傾向にあるのも特徴です。

まとめ

牛糞・豚糞・鶏糞由来の堆肥の特性について紹介してきました。本来の堆肥の大きな目的である土壌の物理的特性の改善を目指すのであれば、今回の3つの中では有毒ガス発生の可能性も極めて小さい牛糞由来の堆肥が適していると言えます。肥料としての効果をより多く求める場合には施用量に十分留意した上で豚糞堆肥・鶏糞堆肥を使うと良いでしょう。

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